かじおの句 夏の雨
昨日、次男坊のサッカーの試合に行きました(@鳥栖市陸上競技場)。
一面の芝生グラウンドで小学生がボールを蹴り合う姿はとても気持ちよさそうでしたが、大雨。みんなびしょ濡れ、でも楽しいんだろうなあ。
をのこらを惹きつけやまぬ潦 かじお
潦(にわたずみ)。水たまりのことらしい。ちょっと使ってみた。季語じゃなさそう。
夏の雨目が開けられぬほどに降り かじお
夏の雨坊主の髪も撓垂れる かじお
撓垂れる(しなだれる)って読むらしい。
梅雨寒や眉間にしわの寄る女 かじお
勉強に例句をあげてみました。
【例句:歳時記(角川学芸出版)より引用】
理科室の匂ひ混沌夏の雨 須佐薫子
七つある例句のうち一番好きな句です。学生時代を思い出します。雨が降った夏の日っていろんな匂いが際立ちますよね。そういえば、アンモニアの瓶をもろに嗅いだ時の衝撃といったらなかったです
梅雨寒や背中合はせの駅の椅子 村上喜代子
五つある例句のうち一番好きな句です。雨が降ってて駅の椅子、なんか寒そう。月に1回の大分市の当直帰りに使った大分駅のホームを思い出します。あの当直はキツかったな〜。
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昨日は寒くて大雨だったんですが、「雨ザアザア」「ブルブル」「ガタガタ」的な言葉を使わずに俳句を作りたいなと思いました。
最近、俳人の方の俳句を読むようになったんですが、漢字が読めない、意味がわからない、という高い壁があります。ルビを振るのは基本的にルール違反みたいな感じですが、読めないと調べられないので困ります。でも、わかった時は目の前が開けたような感動が味わえるので面白いんだよなあ。
なるほど!あるある!っていうやつです。勉強です。